将来大量に発生する「誰にも生を望まれない誰の親でもない老人達」を減らす為に、今の老人に多少の不便をお願いするという方向は無理ですかね…。無理でしょうね。「誰の親でもない老人」が大量に発生して初めて老人の切り捨てが現実味を帯びるんでしょうね。 https://t.co/a9iHG8fEB5
— 本を読むマン (@book_read4488) 2021年2月20日
10年くらい前
私は介護がどんなものかと思い
研修を受けに山奥の特別養護老人ホームに
少し通った事がある。
その時、子供のいない老人に
何人か会ったが
特に悲壮感を感じる事はなかった。
ただ、老人ホームそのものに
悲壮感があった。
子供がいても
足繁く通う老人の家族なんて
そこには殆ど居なかったのだ。
その老人ホームで
未だに心に残っている事が3つある。
1つは、東京に住んでいる子供から
老人ホームに誕生日祝いのプレゼントに
洋服が送られて来たのだけれど
その老人は筋固縮していて
送られてきた服を着ることが出来なかった事。
「たまにくらい会いにくれば、こんな服が着られない事くらい解かるだろうに。」
と、職員さんが送られてきた服を
どうにか着せてあげようとしていた時に
そんな感じの事を言っていたと思う。
もう1つは、脳の障害で寝たきりになり
ずっとその老人ホームにいる
50代の女性の事だ。
最初の内は旦那さんが
よく来ていたらしいのだけど
もう何年も、ずっと来ていないと
職員さんが教えてくれた。
引っかき傷だらけの両腕である。
暴れる痴呆老人を介護している時に
引っかかれた傷である。
こんなに精神的にも肉体的にもキツくて
給料がコンビニバイトレベルなら
万年人手不足なのは当たり前である。
私も結局、介護の仕事に付く事はなかった。
何にせよ、大きな悪事をしでかさなくとも
家族から見放される事はある。
家族を大事になあ pic.twitter.com/gmyTpHSevU
— あにゃ (@_12939) 2021年2月26日