<障害者仲間達との体験記シリーズ>
椅子をバラす仕事を頼まれたMさん。
でも、何度説明されても上手く出来なかった。
悔しかったのだろう
俯き、両手で頭をかかえながら
「馬鹿やのぉ・・馬鹿やのぉ・・俺は・・・」
と、震えながら、涙を流していた。
隣で見ていて、辛かった。
ふと、明らかな多動性で
集中する事が出来ず
教科書と問題用紙と
にらめっこして泣いていた
学生の頃の自分を思い出した。
教師からは
「集中しろ」
「余計な事を考えるな」
「フザケている」
などボロクソ言われて
仕舞には沢山ゲンコツされて
本当に辛かった。
ただ、友達を作る能力は
合ったので救われた。
あと、十代後半から
集中できるようになり助かった。